なぜ日本人はひとりで出会いの場に参加することを毛嫌いするのか?

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先日、知人と話をしていたときのこと。

私が、ひとりで、旅行や遊びに出掛けて、そこで出会った人達と一緒にご飯を食べたり、飲みに行ったり、会話を楽しでいることを話すと、少し驚かれた。

その知人は、ひとりで旅行や遊びに出掛けることは、もちろんのこと、ひとりで居酒屋に入ることも出来ないと言う。

もちろん、価値観は、人それぞれ違うわけで、その知人の考えを否定するつもりはないが、日本人の傾向として、ひとりで出会いの場に参加することを毛嫌いする風潮が強いのは、なぜなのかと少し疑問に思ったので、ここでは、そのことについて書いています。

ひとりで出会いの場に参加することを毛嫌いする日本人の心理

バーの画像

私自身の学生時代を思い返すと、「ひとりで出会いの場に参加することを毛嫌いする人の心理」が良く分かる。

なぜなら、学生時代の私は、ひとりで遊びに出掛けることは、かっこ悪いことだと思っていたからだ。

その理由は、「ひとりで遊びに出掛ける=友達がいない」という考え方があり、友達がいないことは恥ずかしいことで、友達が多いことがステータスだと思っていた。

なぜこのように考えていたのか?

それは、日本の集団主義文化の影響を大きく受けて育ったからだと思う。

個人主義文化と集団主義文化

たくさんのサルが温泉に浸かっている画像

人と人との関係のあり方は、育った国の文化に強く影響されることは、社会心理学の分野で、立証されている。

例えば、育った国の文化の違いにより、自己表現の仕方が大きく異なることを、こんな実験で証明している。

アメリカ人と日本人に、「私は○○です」という文章を書かせる。

そうすると、アメリカ人が書いた文章には、「私は努力家です」や「私は社交的です」といった、個人の特徴が書かれていることが多いのだが、その反対に、日本人が書いた文章には、「私はサラリーマンです」や「私は大学生です」といった、自分が所属している組織について書かれることが多いのだ。

この実験で解ることは、個人主義文化が浸透しているアメリカでは、自分自身を「他者とは異なる個別の自立的存在」として表現するが、集団主義文化が浸透してる日本では、自分自身を「所属している集団の一員」として表現する傾向が強いということだ。

そのため、集団主義文化の中で育った日本人は、自分が所属してる集団の外での出会いに対して違和感を感じ、自分が所属している集団内での出会いこそが自然なものだと、感じているのだろう。

昨今の日本は個人主義文化に移行しようとしている?

先が見えないサラリーマンの画像

しかし、昨今の日本は、集団主義文化から個人主義文化へ移行しているようにも感じる。

その時代に売れている本を観察すると、その時代の背景がわかると、よく言われる。

そして、今の日本で売れている本を見てみると、個人主義的な考え方について書かれている本が多いことがわかる。

ベストセラーになっている、「嫌われる勇気」や「7つの習慣」なども、個人主義的な考え方をベースに書かれているし、逆に今の日本で売れている本で、集団主義的な考え方について書かれている本を探すほうが大変だ。

これは、私自身が感じていることだが、集団主義的な文化に生きることに疲れてしまっているということだ。

私以外のたくさん日本人も、集団主義的な文化に生きることに疲れてしまっているから、個人主義的な考え方について書かれている本が売れているのだろう。

集団主義社会から個人主義社会への移行は、無縁社会を生みだす?

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無縁社会。

昨今の日本は、無縁社会と呼ばれ、人と人との関係が希薄になっていることが、とても問題視されている。

年間、「数千人」以上の人が、孤独死をしているとも聞く。

この無縁社会の原因は、今の日本が集団主義社会から個人主義社会への移行期にあるからだと、私は思う。

集団主義社会での教育を受けてきた人達が大人になり、集団主義社会に生きることに疲れ、個人主義社会への願望を抱く。

そして、個人主義的な生き方を始める。

しかし、彼らは、集団主義社会で今まで育ってきたため、集団主義社会の悪いところを引きずってしまう。

個人主義的な生き方をしているにも関わらず、集団主義社会の悪い考えを引きずってしまっているため、ひとりで出会いの場に参加し、個人同士で交流することに臆病であったり、そもそも、人との関わり自体を避けてしまう。

その結果、孤独や無縁社会を生みだす。

孤独や無縁社会の原因は、個人主義、集団主義的な2つの考え方を混在させ、負の物を生み出してしまったからだ。

個人主義と集団主義、どちらの考え方も、良いところ、悪いところがある。

であるならば、2つの考え方の良いところだけを取り入れる必要があると、私は短絡的に考えてしまう。

話が大きくそれたが、私が言いたいことはただ一つ、「ひとりで、旅行や遊びに出掛けて、そこで出会った人達と一緒にご飯を食べたり、飲みに行ったり、会話をする事は、私にとっては、とても楽しい」と言うことである。

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