孤独に耐える?人との出会い(関わり)から逃げているだけでは?

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人が分かれ道に立っている画像

ここ最近、「おひとりさま」や「ソロ活」など、ひとりを楽しもうという風潮が高まっている気がします。

本屋に行けば、「孤独のすすめ」、「孤独になれば、道は拓ける」、「孤独をたのしむ力」、「孤独がきみを強くする」などの孤独な生き方を肯定する本が平積みになっていたり。

そして、Amazonで、そういう本のレビューを見てみると、大抵、高レビューが付けられています。

なぜ、孤独な生き方を肯定する本のレビューが、こんなにも高いのか?

これらの本の内容は、一般に溢れている自己啓発本と何が違うのか?

僕も一時期そういう本を読み漁っていたことがあるので分かるのですが、孤独を肯定する本の内容は、他の自己啓発本とほとんど変わらないです。

しかし、一点だけ、大きな違いがあります。

一般的な自己啓発本の内容は大抵、始めに、「個人として自立することの大切さ」、その後、「他者と協調することの大切さ」を伝えています。

しかし、孤独を肯定する本の内容は、「個人として自立することの大切さ」についてだけ書かれていて、「他者と協調することの大切さ」については、ほとんど書かれていません。

なので、孤独を肯定する本を読むと、「個人として自立すること」が、人生で最も大事だという印象を受けてしまいます。

そして、孤独を肯定する本の中に書かれているメリットは、「ひとりでいる時間を持つこと」によるメリットなのですが、それを孤独でいることのメリットとして置き換えられています。

そもそも孤独の意味は、

仲間や身寄りがなく、ひとりぼっちであること。思うことを語ったり、心を通い合わせたりする人が一人もなく寂しいこと。また、そのさま。「孤独な生活」「天涯孤独」

引用: goo辞書, 孤独の意味

です。

孤独で生きること自体には、何一つポジティブな面はないのです。

また、孤独を肯定する本の中に書かれている、孤独に生きることのメリットとは、「ひとりでいる時間を持つこと」によるメリットであって、孤独である必要はないのです。

そして、孤独を肯定する本を読む人は、ほとんどの場合、今の生活に孤独を感じている人なのではないでしょうか?

なので、今の生活に孤独を感じている人が、

孤独を肯定する本を読む孤独な自分の人生を肯定して貰える高レビューを付ける今のままの孤独な生活に安堵する

と言う流れになっているのでは?

この流れが、少し危険に感じます。

僕自身、ひとりでいる時間を大切にすること=孤独と勘違いしていた時期がありました。孤独と言うと、少しカッコいいイメージもありましたし。

しかし、あるとき、孤独とは、人との出会い(関わり)から逃げているだけの状態なのだと気がつきました。

孤独にならなくても、ひとりの時間を確保することは出来ますし、孤独でいるからといって、ひとりの時間を生産的に使っているわけでもないからです。

孤独に生きることと、ひとりの時間を大切にして生きることは、別のことと認識するべきです。

「人との出会い(関わり)から逃げている、ひとりよがりの人生」

それが、孤独な人生です。ひとりでいる時間は大切ですが、孤独であることのメリットなど、何一つないのです。

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